2008年12月28日

不況時代の過ごし方

 こんばんは。税理士の葵東子です。
 本日は、「不況時代の過ごし方」についてお話ししたいと思います。

 10月に株価が急激に下落し、世界恐慌の有様です。

 受注が延期になった、中止になった、売上が激減した、リストラになった、 給与が下がった等々良くないニュースだらけです。

 その「景気が良くないよね」の一言に、全ての原因を求め、安堵し納得しては経営者としては失格です。

 例え他社が倒産しても、自社だけは勝ち残らねばなりません。言い訳を捜すのではなく、 活路の道を探し続けるべきなのです。

 出血(資金の流失や赤字のこと)を最低限に止め、利益或いはキャッシュの確保に努めるべきでしょう。

 

 しかし、こんな状況の中、個人は証券会社への口座開設をする方が増えているそうです。また、 しばらく放って置いた口座へアクセスする方が増えているとか。


 個人は、株式の絶好の買い場とばかり動き始めたようです。私にも証券会社から「取引を始めませんか?」とお電話が来ました。

 

 不動産も、自宅や長期保有目的のものであれば、購入を検討して良いのではないかと思います。

 中古物件は、安価ですが、手抜き工事の可能性が高いので、丁寧に物件調査をする必要があります。 お勧めはここ1、2年に建設された物件、若しくは新築物件のディスカウントされた物件でしょうか。

 ここ1、2年に建設された物件は、 確率的に手抜き工事の可能性も低く、 設備も最新の良いものが導入されているため、 建物の品質が相応と思われます。

 

 また、相応のリスクは伴いますが、海外の不動産投資や、商品投資も検討しても良いかもしれません。

 経営者は、集中して本来業務に精進すべきではありますが、安定した会社を作ろうと思えば、 実は投資センスも大切です。

 ですから、投資対象物件を探しましょう!!という話ではありません。下手な投資を行うと、 あっという間に本業の利益を食いつぶしてしまいます。

 投資に失敗すると、どんなに資産があっても全ての資産を失う可能性もあります。

 

 悲しいかな人とは欲張りなもので、多くのリターンを得ようとして、 自己の所有資産額に応じためいっぱいの投資をしてしまいがちなのです。

 投資に自信がなければ、何もしなくても良いのです。それが、 最高に有効なの資産保全の方法であったりします
 

 資産運用は、資産を増やすことだと思っている方が多いのですが、私は資産を減らさないことだ思っています。

 怪しいお誘いもありますから、種々のお誘いに惑わされず、何もしない(投資活動を行わない)ことも、 私は立派な決断と思います。 

 

 企業は、「人・物・金・情報」と言われます。「投資」という言葉の意味をもう少し広く捉えるなら、設備投資について見直しをしたり、人員や人事について見直すことも、投資と言えるかもしれません。

 急激に株価が下落して、パニック状態になりましたが、ちょっと落ち着いてきたこの頃、 中小企業向けの融資条件が緩和されたり、助成金が出されたりと、不況対策が始まってきました。金利も下がってきています。

 こういう時に、低利の融資を受けて設備投資をする方が賢いのかもしれません。

 もちろん、設備投資を回収する見込みが無ければなりませんが。。。

 

 不況時には、悲観的なお話しには事欠きません。しかし、資産を投げ売りする方がいるということは、 その投げ売りされた資産を買う方もいることに、経営者は気づかなければなりません。

 経営者は、不況の時代に生き残る者とはどのようなものなのかを、知る必要があると思います。

 

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

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posted by 葵東子 at 23:41| 若き起業家へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

国際情報の必要性

 こんばんは。税理士の葵東子です。
 新聞では、連日アメリカや欧州、中国、インド等々外国の情報が報道されています。
 世界はせわしなく動き続け、そして連動しているとあらためて思うこの頃です。

 日本に於ける中小企業も、この国際化の波の中にあるのだということを痛感致します。 当然と言えば当然ですが。。。
 
 大企業が、安い人件費を求め、中国や東南アジアの諸外国に工場を移す、或いは下請けの仕事を委託することは、随分以前から行われています。

 その結果、今まで下請けを担っていた国内の中小企業の仕事がなくなってしまう、即ち空洞化です。

 中小企業の生き残りの道は、二つです。

 一つは、自社も海外に出て行くこと。
 一つは、コスト削減を行いながらも、自社商品・技術の付加価値を高めていくこと。

 資本も少なく、人材も乏しい中小企業にとっては、どちらも容易なことではありません。 多くの社長が苦悩しています。

 例えば、海外進出を果たし、或いは自社の付加価値の創造に成功したとしても、それを持って得られるのは、 「一時的な成功」であって、「未来永劫の安定」ではありません。

 常に世界は動き続け、変化し続ける訳ですから、例えば海外に進出した場合、 或いは海外企業と取引を始めた場合には、以前より海外の状況に注意する必要性が高まります。

 貧弱な日本の報道ばかりを見ていては、重要な海外の動きに気づかず、突然(と思えるような) の危機が企業を襲うことになります。具体的には、原材料の高騰、為替の動向、テロや天災です。

 例えば、これらのことが自社に影響がなかったとしても、取引先に影響があれば、 重要な取引先を失うことになり、引いては自社の歯車も狂ってくるものです。

 安定した売上先と思っていた会社や、重要な外注先がなくなることによって、 自社は晴天の霹靂の危機を迎えます。

 先日、ある研修会で、最近の倒産は、「やっぱり倒産した」というような倒産はなく、 ある日突然の倒産がほとんどと聞きました。

 言われてみれば、そうかもしれないと思えました。
 

 以前に比して、確実に経営の難易度は高まっています。変化のスピードも速くなっています。

 中小企業にとっても、国際情勢は無縁ではありません。様々な情報を収集し、 自社の状況を把握しながら、「今自社は何をすべきか」・・と冷静に考えて行かなければならないと思います。

 ビジネスも投資活動であり、常にリスクがあることを忘れるべきではありません。

 

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

 

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posted by 葵東子 at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 若き起業家へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

八方塞がりで、先が見えないとき・・・歌に救われて・・・

 こんばんは。税理士の葵東子です。
 過日の出張の際、NHKの拝啓 十五の君へ〜アンジェラ・アキと中学生たち〜を見ました。
 普段、ほとんどTVは見ないので、全くの偶然でした。

 番組の中では、課題曲の「手紙」を一生懸命練習する様子が映し出されています。
  宮城県のとある中学は、たった二人でコンクールに参加すると紹介されていました。

 更に、中学生の女の子が「悩みがあって死にたかったけれど、この曲に出会って救われました」 というようなことを、泣きながらアンジェラ・アキさんに伝えていました。 

 合唱は、私も好きです。小中学生の頃、一生懸命取り組んで楽しかった思い出があります。番組を見て、 懐かしくなりました。

 なかなか感動ものの番組で、しっかり最後まで見てしまったのでした。

 課題曲に選ばれた、アンジェラ・アキさんの「手紙」ですが、良い歌詞ですね。
 中学生の気持ちと大人の気持ちを上手に表現されています。

 中学の時、不安だった事を懐かしく思い出し、そして今大人にになって思うことが歌詞に表現されています。

  「拝啓 ありがとう
十五のあなたに伝えたい事があるのです」

 と返事の手紙は始まります。

「自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる」

自分の声を信じ歩けばいいの」

「大人の僕も傷ついて眠れない夜はある」

人生の全てに意味がある」

いつの時代も悲しみを避けては通れない」

「けれど、 笑顔を見せて 今を生きていこう 」

 返事の要旨は、こんなところでしょうか。

 課題曲に選ばれただけあって、意味深な言葉が沢山です。

 

 これは、迷い悩む中学生に向けた歌なのかもしれませんが、良く読んでみれば、 大人の心も救ってくれそうな感じがします。

 経営は、決断の連続です。経営に正解はありませんから、その決断迷うことも多いはずです。

 思えば、中学生のそれとあまり変わらないのかもしれません。

 

「自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる」

 →考えなければ、生き残りの道は見えては来ない。

自分の声を信じ歩けばいいの」

 →結局は自分で決めること、判断すること。

いつの時代も悲しみを避けては通れない」

 →経営をし続ける限り、迷いはあり、悩みも尽きない。失敗も、避けては通れない。

「けれど、 笑顔を見せて 今を生きていこう 」

 →失敗に泣いてばかりでも、愚痴を並べてばかりでもいけない。
  明るく前向きに考え、行動しよう。

 そんな風に、ちょっと表現を変えてみると歌詞が心にしみてきますね・・・
 そう、かなり意味深です。

 今回の課題曲のテーマは「そして☆未来へ」 なのだそうです。未来に希望を持って貰おうとなかなか良い曲が課題曲に選ばれています。 

 先が見えない、と言われる時代です。そんな暗い時代でも、時は流れ人々は生きて行きます。

 流されてばかりでもいけません。 結局は自分が答えを見つけ、決断するしかないのです。

 そのきっかけは、実は歌だったというのは、 良く聞く話です。 
  私も、随分音楽に救われました。

 

 一昨年、アンジェラ・アキさんのコンサートに誘われていました。
 本当は行きたかったのですが、12月で少々多忙な時期でしたので、コンサートにいけませんでした。

 また、誘ってくれないかな・・・と思いつつ、今も「手紙」を聴いています。
 
 

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

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2007年09月11日

本気の事業計画書

  こんばんは。税理士の葵東子です。
  事業計画書を作成したことがあるでしょうか。

 銀行の融資を受けるために作成した、 或いは作成してもらったという経験をお持ちのかたもいらっしゃると思います

 また自社で検討して作成している場合もあると思います

 仕事柄多くの事業計画書を拝見致しますが、これはただの予想や希望でしかないのでは? と思うことが多々あります

 

 ある社長は、株主総会の時に「事業計画書を見せて欲しい」と言われ見せたところ、 「これは再建計画ではないのか」と言われたとのこと。

 「これには、御社の指針が見いだせず、また意気込みも感じられない。 これでは事業計画書とは言えないのではないか」と指摘され、この問に対して、社長は十分な回答をすることが出来なかったそうです

 

 事業計画は単なる予想とも、予定とも違います。ただ単に昨年の10%upを見込んだ計画や、 希望的にV字回復を目標とするものではありません。

 その違いをはっきりと認識しなければなりません。 

 上記社長が、事業計画をきちんと説明出来なかったということは、 それ単なる数字の羅列の計画書であったのかもしれません。  

 

 何も考える必要もなく、黙っていても仕事が来る、黙って仕事をすれば利益は自然と確保出来る、 というのであれば、事業計画は必要ありません。

 ただ実直に効率的に仕事をこなせば良いだけです。

 

 しかし、仕事をどうやって獲得するのか、利益をどうやって確保するのかを考えねばならない場合には、 事業計画は必要です。

 その売上を獲得方法或いは、その利益を確保の手段を考え、その具体的戦略に基づいた数字を落とし込んでいったもの、それが事業計画です。

 

 会社の規模によっては、事業計画を作成する必要がないと言われるかもしれません。 しかし自社が今後どのように行動して行くのか、それを考える必要がない会社などあるのでしょうか。

 事業計画書とは、本来自社のために存在するものです。間違っても銀行から融資を受けるためのものではありません。

 現在の市場から退場したくないと思うのであれば、自社の今後をキチンと考える必要があると私は思います。

  

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、 ありがとうございます。それでは、おやすみなさい。

 

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 しかし。

  事業計画とは、

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2007年08月01日

社長の仕事

 こんばんは。税理士の葵東子です。
 本日は、社長の仕事について考えてみたいと思います。
 お時間がございましたら、お付き合い下さい。

 社長は忙しいものです。なぜなら、するべき仕事が沢山あるからです。

 その沢山ある社長の仕事のなかで、社長は、今社長がしなければならない仕事、 ずっと取り組んでいかなければならいない仕事など、 仕事の性質を知っておく必要があると思います

 更に、社長にしか出来ないことと、 他の者に任せて良いことの区別も大切と思います。
 なんでも一人でやる方が、確実ですし楽なのですが、事業を拡大しようと思う場合には、仕事を他の者に任せていかねばなりません。

 社長の仕事とは、例えば経営理念を設定することとか、経営戦略を策定することとか、 売上をつくることだとか、いろいろ言われます。しかし、それらの全部が今の社長の仕事かと言えば、そうではありません。

 それは、その企業の局面と規模により違ってきます。
 つまり、企業にはライフサイクルがあり、その企業が誕生、成長、衰退、退出のどの局面にあるのかにより、 当然社長の仕事も異なってくるのです。

 ですから、社長の仕事はいろいろあるのですが、その優先順位を明確に認識している必要があると思います。

 起業家にはどのような資質が求められるのかについて、E.T.Penrose(1959) は次の4つのことを挙げています。


@ 機敏であること.
A 資金を調達できること.
B 展望をもつこと.
C 状況を的確に判断すること.

 起業して間もない時に、 経営者として何が大切かと言えば、私は「資金を調達する力」だと思います。それは、下記の資料でご理解頂けると思います。
中小企業白書 2007年版より)

第1-2-17図 創業・開業の準備期間中の苦労
〜開業資金の調達に苦労する割合が高い〜

  第1-2-17図 創業・開業の準備期間中の苦労

 ですから、異業種交流会に参加して人脈を築くことも、セミナー等参加し経営者としてブラッシュ・ アップすることも必要です。しかし、事業を継続したいと思うならば、何がなくても利益と資金が必要なのです。  

 人柄が良くても、利益を獲得出来ず、資金が調達できないのであれば、退場となってしまいます。

 ワタミの社長渡邊美樹さんが、 飲食業の起業を目指して夜も昼も働いて開業資金をつくったことはあまりに有名です。

 金融機関とて、自己資金が多いと、事業への意欲が高い、成功の確率が高い、と判断するものです。

 何はなくても、利益と資金なのですが、開業後は開業後で社長の悩みは続きます。

 下記のグラフにあるように、創業・開業のの経営上の悩みのNO1は、「質の高い人材の確保」です。そして2番目の悩みは、やはり 「資金調達」です。 

第1-2-20図 創業・開業後、現在までの経営上の課題
〜創業後は、「質の高い人材確保」を経営上の課題として挙げる企業の割合が高い〜
第1-2-20図 創業・開業後、現在までの経営上の課題  
 ですから、一番の社長の仕事は、資金調達だと私は思っています。
 
 それは、売上からの資金流入でも良いですし、銀行からの融資でも良いですし、親戚、 友人からの調達でも良いのです。ベンチャーファンドでも、私募債でも良いのです。
 ですが、借入をしたら、返済しなければなりません。貸してくれることと、返済することは別問題です。
 そういう意味で、ペンローズのいうところの「状況を的確に把握すること」「展望を持つこと」 も社長として大切な資質です。
 事業が成功するのかどうか、始めてみなければ解りません。それはその通りですが、上手くいっている方は、 総じて事前調査を綿密に行っていますし、開業資金も準備しているものです。
 事前に十分考え、そして何度も検証しています。
 
 無一文で地図も持たず、旅に出るのは無謀なことなのです。
 
 お金の事が苦手だと話す経営者もいますが、それは経営者である以上、 言ってはいけないセリフなのではないかと思います。
 お金のことが苦手でも経営者となった以上、常に考えねばならないことなのです。

 
 もちろん事業が上手くいっていれば、それほど神経質になる必要はありませんが・・・。

 
 しかし、しかし、、、、
事業は明日の約束があるわけではありません。上手くいっているからと言って、豪遊したり、のんびりするのも違うと思います。

 
 事業を継続出来るかどうかは、事業が調子の良いときに何をするかで決まると私は思っております。
 
 それについては、・・・またいずれの機会に・・・。

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、 ありがとうございます。それでは、おやすみなさい。

参考
E.T.ペンローズ
経済学の企業成長理論の古典的名著と言われている、「会社成長の理論」の著者。

 

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2006年12月04日

経営者としての資質

 こんにちは。税理士の葵東子と申します。最近話題の経営者と言えば、 ブックオフの社長に就任なさった橋本真由美さんではないでしょうか?。女性社長ですし、短大卒、 パート採用からの社長就任であり、まさしくシンデレラと呼ばれて良いかもしれません。

 そして、タレント・清水國明さんのお姉さんなのだそうですね。それも話題の原因かもしれません。

 現在は、「短大卒・ 専業主婦が1部上場企業社長になったわけ」 と題してその橋本さんのお話しが下記サイトに連載されています。( ここのサイトに掲載されています。

 お優しい表情のお方ですね。そしてお話の内容も大変お優しく、素直そして真摯な感じが致します。
 文章を読んだだけで、とても素敵な女性と感じられます。
 そして、橋本さんは本当に幸せなお方と私は思いました。
それは、パートから一部上場の会社の社長になったからではなく、 創業者である坂本孝さんという素晴らしい上司に恵まれたと思えるからです。
 自らを「学歴だって、短大卒です。それも栄養学専攻。今をときめくMBA(経営学修士号) なんて遠い世界の話。 経営学のケの字も知りません。」と語り、「経営者としての私の手腕は未知数です。私の意識の中でさえ、 社長就任は晴天の霹靂でした。」と語っています。
 そんな橋本さんをいつもキチンと評価し続けていた坂本さんは、人を見抜く目に優れたお方なのでしょう。 そういう頼もしい上司に恵まれ、橋本さんはその力を十分に発揮し続け、そして正当な評価を受け、 また更にその評価に対し真摯に答え続け・・・、 その結果行き着いたのが「社長」というのポジションだったのでしょう。

  組織の中で働く、最高のパターンではないかと私には思えました。
 経営者となる以上、ある程度の素養は必要でしょう。例えばMBAの資格、例えば財務の知識、 それからマーケティングの知識・・・。しかし、 それは経営者の資質として必須のものではないことを、 橋本さんはあらためて証明してくれたと思います。
 思えば、もし仮に経営者として学力や素養が絶対に必要なものであるならば、 一部上場の経営者は全員東大卒であり、MBA保持者のはずです。
 しかし現実は、そうではありません。つまり当然の事ですが、 資格や学歴あれば良い経営者となれるという訳でもないのです。
 同じサイトの中で、宋文洲さんも、

「経営の素人だった僕がどうにか経営のコツを身につけることができたのは、 著名な経営者の言葉を聞いたからでも、カリスマと言われる人の武勇伝に影響されたからでもありません。 会社の経営はそこの会社でしか経験できない特殊な条件と環境があるので、 経営能力を上げるのには経験に優るモノはありません。」と述べています。

 お二人とも、いろいろな困った場面に真摯に考え、取り組んで来た、そういうお方達のようです。

 経営者として必要ないろいろな知識を身につけることは、大変良いことです。 しかしいくら知識があっても、それを十分に生かせないのであれば、それは知らないのと同じです。

 一生懸命に経営塾に通って、 知識を得ることが大切なのではありません。 大切なのは知識があることではなく、如何に問題を解決し、 その解決した経験を積んで行くか、なのではないでしょうか。

 橋本さんは更に  「創業者・坂本孝(現会長兼CEO) の選択が正しかったかどうかは、 これからの私の働きで示すつもりです。」と話されています。
 等身大のお言葉を素直に語られていると思います。 しかし経営者としての自信も どことなく感じられます。その語り口がとても爽やかで、とても魅力的です。
 橋本さんの益々ご活躍を期待したいですね。
 

 本日も、ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

 

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2006年11月12日

会社を辞めるとき・・

 こんばんは。税理士の葵東子と申します。 最近、会社を辞めて起業するかたが多いですね。本日は 「会社を辞めるとき」と題して、起業の心構えについてお話ししたいと思います

 現在は、定職に就くことはそれほど良いことではなく、自分の思うとおりの仕事が出来ないのであれば、 起業をした方が良いと思う方が多くなったようです。

 それは果たして、良い考えなのでしょうか?と思います。

 つまり、会社を辞める理由です。確かに企業は営利最優先の存在ですから、 お務めしていれば理不尽なことが多々あると思います。社員は使い捨て・・と割り切っている企業もあります。

 インターネットでも、いろいろなサイトを開くたびに、「転職しましょう!」とか、 「あなたの年収を査定しましょう。」とか書かれた広告が沢山あります。
 それらをじーっと見ていると、確かに転職したくなってしまうでしょう。或いは起業をしたくなってしまうと思います。

 しかし、それは、自分にとって正しい選択なのか、よくよく考える必要があるとわたくしは思います。 ただ単に、今の会社に不満だから、或いは今の会社での人間関係が耐えられない、という理由で退職し、起業した場合には、 起業してから、「こんなはずでは・・・」と思うことになるのではないか思うからです。

 そもそも自営業は、自分を律する力のない方は成功が難しいです。
また明確な目標がない場合も同様です。
 事業を行うということ、経営をするということが良く解らない方の場合には、尚更です。
 
 自らが事業を行うようになれば、判断の連続です。そしてその判断は、全て自己責任です。この判断で良かったのだろうか、 と思うことばかりです。
 そこから迷いが始まり、不安が生じます。そして、良くない方向へ進んでいくこともあるのです。

 ですから、会社を辞めようと思うときに、よくよく考えましょうといいたいのです。
 

 そういう私も会社をいくつか辞めて、転職をして来ました。私が転職した理由は、「この仕事よりもやりたい仕事がある」ということでした。

 今の勤務先がどうしても我慢できないという訳ではなく、むしろ良い会社だし、 良い仕事と思っていたのですが、それでも「やりたいと思う仕事がある」と思って会社を辞めました。

 そのような場合には、次の仕事がしたくてしょうがないのですから、素直に夢に向かって進むことが出来ます。

 しかし、今の仕事に不満があって辞めるという場合には、次の勤務先でも、 起業をしてもやはり不満が生じるかもしれません。つまり会社を辞める理由が前向きではないのです。

 もっともやっかいなケースは、自分が会社に不満があって辞めるのだと気づかない場合です。自分の中で、 無理矢理「目標」を作って、会社を辞め起業する理由にしてしまうケースです。

 よく起業講座などでは、起業してからの目標作り、夢作りが大事とことさら強調されています。それは、 その通りなのです。しかし、そこで、無理矢理目標を掲げてしまい、 それと会社を辞める理由を差し替えてしまう方が偶にいらしゃいます。

 そのような方の場合には、起業しても目標自体が心からの目標でないため、 事業に対するモチベーションの維持が出来ないのです。

 会社を辞めて、起業をしようとするとき、よくよくご自分自身の棚卸しをなさって、 事業に対して明確なそして熱烈な目標を持つべきです。そして、なるべく具体的で綿密な事業計画もたてるべきです。
 そのような目標を持てば、あとはその目標を実現するために努力をするだけなのです。

 具体的で綿密な計画が立てられないということは、熱意が足りないとも言えるのであり、 成功の確率も低くなるものなです。

 それでは、私の起業はスムーズだったのか・・と言えば、そうとは言えないのですが(^_^;)、 それはまたいずれの機会に。

 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

 

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2006年06月22日

商人道

 こんばんは。税理士の葵東子と申します。本日は 「商人道」について、お話しをしたいと思います。 お時間がございましたら、付き合い下さい。

  時々書店に寄りますが、最近買った書籍に、「NHK知るを楽しむ 歴史に好奇心」 という書籍があります。
 テレビで放映されている内容をまとめた書籍です。
 

 テーマと担当者に心惹かれました。
 6月は「お金では買えない商人道」藤本義一さん
 7月は「拝見・武士の家計簿」磯田道史さん でした。
 
 経営者になれば、経営者として成功したいと誰もが願い、 そしてどのように経営すれば良いのかと誰しもが悩みます。

 書店には種々様々な書籍が並び、様々なノウハウがあることが解ります。
松下さん、本田さん、稲盛さんなどなど一流企業を作り上げた経営者の書籍も沢山並んでいます。 沢山の情報が溢れているものの、情報が溢れているが故に、余計にどうして良いのか解らなくなるような気が致します。

 そんな中、先の書籍を見つけました。商売はずっと昔からあったことであり、その昔から商売に成功する人、 失敗する人があったはずです。

 「商人道」として、 商人が商人として成功するための或いは失敗しないための家訓や家憲を取り上げていました。またもう一つは、 借金まみれだった武士が借金まみれの生活を一掃し、勝ち組に至ったプロセスを古文から読解して解説していました。

 テレビでも放映されていますから、書籍を購入しなくても、テレビをご覧になるのも良いと思います。
  (番組のご紹介は、こちらです。)

 商人道は、「大坂商人」「京都商人」「近江商人」の特徴を紹介し、 それぞれの商人道を受け継いでいると思われる企業の社長さんに藤本義一さんがインタービューしています。

 それは別段目新しいことではありませんから、読んでみれば、そんなものかと思うだけかもしれません。 しかし、最後に義一さんはこう書いています。

 「同じ関西の一角にあっても、それぞれの個性があるのだなということを改めて感じました」と。
 つまり、商売が続いているならばそれぞれのやり方はそれぞれが正しいのです。商売には、王道はあるかもしれませんが、 正解はないのではないかとも思います。

 どのような商いをするかが大切なのではなく、どれくらい徹底して大坂商人の商いをするのか、 どれほど京都商人になりきるのか、というようなことの方が大切なのかもしれません。

 信念とか、経営理念とか呼ばれたりしますが、もっと強烈な「頑固」 と言っても良いほどの徹底した考えと行動が必要なようです。

 しかし「頑固」なだけでは、商売は上手く行きませんね。ある方が、「社長は信念を貫く頑固さと、 時代についていく柔軟さの矛盾したものを同居させておかなければならない」とおっしゃって居りました。私も同感です。

 仕事柄、経営に関する悩みをお伺いすることが多いです。「どうしたら良いのでしょう」と言いますが、 その悩みの本質は、実は商売の基本的なスタンスが決まっていないことに起因するのではないかと思うことが多々あります。

 義一さんがこう書いています。
 同業他社について、例えばぜんざい屋だとしたら、近江の人は、「向こうのぜんざい、うまいですよ」 と言うそうです。

 京都は、絶対そうは言わない、「うちがうまい」と言うそうです。

 大坂は、「いっぺんうちの食べておくんなはれ」というそうです。 

 つまり、商売の基本的なスタンスによって、答えは既に決まっているのです。

 しかし、関西地方でない方にとってはピンとこないことかもしれません。 そんなときは私は、こうお勧めして居ります。

 もし近くに、「素敵なお方」と思えるかたがいらっしゃったら、 それは素晴らしい機会に恵まれていることと私は思います。素直にお近づきになりましょう。朱に交われば赤くなる・・と言います。

 或いは心底憧れる経営者がいるのであれば、言動も行動も真似してみましょう。経営塾があれば、 通ってみるのも良いかもしれません。類は友を呼ぶ・・と言います。

 税理士に、「どうしましょう」と相談してくるときは、かなり切羽つまっている場合も多いですから、 そんな流暢なことを言っても仕方がないと思われる方もいらっしゃるとは思います。

 しかし、切羽詰まっているからといって、例えば資金調達の手当をしてあげたとしても、 商売に対する基本的スタンスさえ出来ていないのであれば、その資金調達は延命措置でしかありません。

 経営の極意は、ピンチのときどうするかではなく、調子の良いときに何をするかだと私は思います。
 つまり調子の良いときに、ピンチに備えるべきなのです。リスク管理と呼んでも良いかもしれません。
 周囲の方々も、調子の良いときの社長の様子をみているものです。ピンチのときに、「どうしましょう」では、 とき既に遅しの場合が多いのです。

 時は元禄バブル崩壊後・・・「享保の改革」により、世は不況に突入し、そして家訓ブームになったそうです。

 今当時の家訓を見ておくのも、何かのヒントになるかもしれませんね。

 
 本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
 それでは、おやすみなさい。

 

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2005年12月21日

子供たちに紹介する社長業とは・・・

 こんばんは。税理士の葵東子です。ネットで調べものをして居りましたら、 気がつけば学研のキッズネットを見ていました〜。(^^ゞ
そこで、オフィスバスターズの社長 天野太郎さんが職業としての社長業を子供向けに紹介しています。
 本日は、その記事をご紹介したいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

 はじめは・・・
(1)
会社の作り方
(2)
オフィスバスターズという会社の紹介
(3)
社長の仕事について
(4)社長になるまでの道のり
(5)日常のスケジュール
(6)仕事の醍醐味
(7)社長になるには・・・

と、こんな流れで記載されています。

 言葉は平易な言葉を選んでいるようですが、天野さんの仕事への意気込みが十分に感じられますし、 起業して成功するコツが解るように感じられます。

社長の仕事について、大きく3つに分けられると述べていらっしゃいます。

1 営業

2 資金繰り

3 スタッフとの付き合い

天野さんは、3つ仕事の中では最後の「スタッフとの付き合い」 がいちばん重要だとおっしゃっています。
会社は人が命。どういう人材を求めているか、スタッフをどう育てるかについて、 社長が会社の中で一番理解している必要があると述べていらっしゃいます。

天野さんは、大学を卒業後、丸紅に入社。独立したのが入社9年目。 その時の年収は1500万円くらいだったそうです。

起業資金は貯金で賄ったそうです。

初年度の売り上げは3000万円ほど。天野さんの年収は150万円くらいだったそうです。

2年目の売り上げは1億5000万円、3年目の今は5億円ほど。 それでも年収は500万円程で会社員時代の3分の1だそうです。

「会社の社長というとハデなイメージがあるけど、現実はそんなことないんですよ。 だいじなのは明日生活できるお金をかせぐこと。有名で大きな会社のかげには、 お客さんのもとを地道にまわって歩く営業スタッフがいます。当たり前のことをコツコツやりとげる―― それが仕事というものなんです。」

と、天野さんはおっしゃっています。心に響きますね〜。 
子供向けサイトですが、きちんと社長業について語られていると思いました。

そう言えば、伊藤塾の伊藤真先生もセミナーの時に、「先生方には失礼にあたると思いますが、本日話すことは、 いつも中学生に話すことと同じことです。テキストも同じです。」
とおっしゃっていました。

 伊藤先生のセミナーは、中学生と同じ内容だったかもしれませんが、良いセミナーでした。 また法律をこよなく愛する先生であることが、とてもよく感じられました。


 ところで、学研のキッズネットには、
仕事相性度チェックというコーナーもあります。 (ここの下の方です

向いている仕事を判定してくれるのです。
私もやって見ましたが、向いている仕事は、税理士ではなかったです。(^^ゞ

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
それでは、 おやすみなさい。 
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<参考>

未来の仕事を探せ 第1回 社長(起業家)

posted by 葵東子 at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 若き起業家へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

ワールドの戦略

こんばんは。税理士の葵東子です。 アパレルメーカーのワールドが株式買取(MBO)を実施して、非公開会社となることにしたそうですね。本日は、私にとっては懐かし〜い 「ワールド」 について述べてみたいと思います。 御時間がございましたら、お付き合い下さい。

そのワールドが、上場廃止を決定しました。やっぱりワールドですね、と思いました。 大胆な決定をしますし、その決定が早いです。

上場廃止の理由を寺井社長は、次のように述べていました。(2005年7月26日付朝刊)。
「目まぐるしく変化するファッション業界にあって、安定して収益を上げられる体制をつくらないといけない。それにはスピードが必要。 新業態や店舗などの開発投資を実行する際に、投資家の中には、短期的な利益の方を求める声が多い」
 

また、寺井社長は上場のデメリットを、次のように語っていました。
「長期的な成長を見据えた投資を株主に納得してもらうには、かなりの量の内部情報を開示しなければならない。 時にはその情報が競合他社に漏れる恐れも出てくる」
 

上場しているが故に、短期的利益を計上しなければならず、また情報開示もしなければならなず、 言葉の端端にこれらの雑音を気にせずもっと経営に集中したいという意向が感じられます。

「財務体質がよく、手元資金も豊富で、外国人持ち株比率が3割程度に達しているとあれば、 敵対的買収の標的になる可能性もある。ワールドはこういった危険性を排除するための究極の策を打ち出したといえる。」 、というコメントもありますが、これには否定的な見解の方が多いようです。

しかし上記のように、自由に経営をしたいという意向の強さからすると、 敵対的買収に対する防衛策である面があることは、否定できないと個人的には思います。
とにかく、「とやかく言われず好きに経営したい。敵対的買収を仕掛けられるのも、面倒な事ですから、非上場にすることにしました〜」 ということではないでしょうか。

今回の戦略が合理的であるのかどうか、非上場になっても着実に成長できるかどうかと、 寺井社長の判断を疑問視する向きがほとんどのようです。

しかし・・ですね。ワールドが今後ず〜っと非上場企業であり続けるでしょうか。
私は、状況が変わり、必要があれば、再上場するかもしれないと思っております。そうなった場合は、寺田社長さんは、 また上場による利益を享受できる訳で、一粒で二度美味しいといいますか・・・そういうことも考えられると思います。

非上場企業のうちに、会社組織を変えるでしょうと思いますし、相続対策も行われるかもしれません。 そんなことをしてから、4700円以上の価値のある企業となり、 再上場すれば良いのです。結構良いストーリーであり、 社長にそんな提案をしてみたいとも思います。

ただ単に、好きに経営をしたいが故に、4700円で株式を買い進めるのではない、と私には思えます。
ワールドを一番よく知る寺井社長自らが、ワールド株を買い進める訳ですから、ですから、 ここは寺井社長と一緒になってワールドの株を4700円で買う・・が正解なのではないでしょうか。

ワールドとは、そういう会社ではないかと私は思っております。如何でしょう。

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、本日はこれにて・・・、おやすみなさい。

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追記
いつもブログを読んで下さっている皆様、ありがとうございます。
ブログ中で、ちょっと違うと思われる部分がありましたら、お逢いしたときにでも、ご指摘下さいませ。
宜しくお願い申し上げます。

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2005年08月05日

二兎追って二兎を得よ

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「二兎を追って、二兎を得よ」と題して、事業への考え方についてお話したいと思います。ご参考になれば幸いです。

「二兎追う者は、一兎をも得ず」と言いますね。 同時に二つのことをしようとする者はどちらの成功も得られない、という意味です。
欲張りな愚か者を例えることもあると思います。

この言葉は、個人的には半分あっていて、半分間違いではないかと思っております。

二兎を追うのは大変なことです。そして、二兎を追うことを止め一兎のみを追うことにすることは、 それほど難しいことではありません。器用ではなく、あるいは、 二兎を追うことが出来ないと思われる場合には、二兎を追うことを止め、一兎を必死に追うべきでしょう。その一兎を逃したならば、大変なことですから。

しかし基本的にその二兎を追うことが大きな矛盾でないのであれば、二兎を追うべきだと私は思っております。 それは二兎を得られる可能性があること、また得られる成果が二倍となるからです。

一兎を追う場合でも、その一兎を逃したならば「成果がない」ことになります。All or Nothing なのですから、必死にならざるを得ません。
同じ必死になるのであれば、二倍の成果を得る可能性がある方つまり二兎を追うことを選択するのが良いと、私は考えます。

だた、二兎を追う場合、その二兎を追うことが大きな矛盾となっていないことが必要と思います。

二兎を得られる可能性があると言うが、”一兎を得られる可能性”と”二兎を得られる可能性”を比較すれば、 一兎を得られる可能性の方がずっと高いではないか。
可能性があるとしても、可能性が低い方を選択するのはおかしいのではないか?
とのご意見もあると思います。

しかし、その二兎がいずれ取り組むべき事項であるならば、 それに”いつ取り組むのか” ということが問題なのであって、つまり、今取り組むのか、来期以降に取り組むのか、というようなことであれば、 一度に取り組む方が効率がよいこともあると思います。

確実に一歩ずつ・・・という言葉も、私は好きです。 それを信条になさっている経営者も多いことと思います。

しかし、事業に於いて或いは人生に於いて、必ずターニングポイントの時があるものです。
そこでの判断が、事業発展の起点となったり、又は転落への始点であったりするものです。

チャンスと思われる時に、思い切って二兎を追うことも、 経営者として必要とされる決断ではないかと私は思います。
最後まで二兎を得ることを諦めないでいると、以外と二兎を得られるものです。
事業の可能性を、経営者自身でつぶしてしまうことは、いけないことです。
何のために事業を行っているのか、何のために事業を継続してきたのかと考えれば、目の前のチャンスの可能性を狭めて良いとは思われません。

でも、「二兎を得られるかもしれない」とか、「二兎を得られたらいいな〜」というような、 希望的観測で二兎を追っても二兎は得られません。
そんな考えで二兎を追うようなことをすれば、まさに「二兎追う者は、一兎をも得ず」となってしまうのです。

「二兎追う者は、一兎をも得ず」とは、二兎は得られないという意味ではなく、 また二兎を追うべきではないという意味でもなく、「いい加減な気持ちで追いかけても、一兎をも得られない」 という意味ではないでしょうか。

 

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、これにて・・・おやすみさない。

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2005年07月21日

会社を経営するということ・・・

こんばんは。 税理士の葵東子です。
本日は、「会社を経営するということ」と題して、会社経営に関してお話ししたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

会社の決算書を拝見していると、 その会社の経営者の考え方が見えてくるように思います。
もちろん決算書・申告書など所詮紙であって、それによって会社の全てが解るものではありません。
しかし帳簿は企業の日記帳と言わ、その集約である決算書及び申告書は経営者の様々な判断の集約型なのです。

少なくとも、 その社長が本気で会社を経営しようとしているのかどうか、というスタンスは推察できるのではないかと私は思います。

つまり、 会社の設立目的が節税目的だけの場合には、会社の利益は全て役員報酬等で社外に流出しており、会社の財産はほとんどありません。

会社資産として車両が計上されていることもありますが、車種がベンツだったりします。 会社資産としてベンツが適当なものかどうか、あるいは必要なものなのかどうかと考えると、公私混同ではないかと思われる場合もあります。

つまり、会社に資産らしい資産がない、或いは資産が公私混同状態ではないかと思われる場合には、 経営者は本気で会社を経営する気持ちがないのではないかと思われるのです。

そんなことを言っても、「”同族会社の留保金課税”があって、社内留保出来ないではないか・・」 と言われるかもしれません。確かに、この制度によって、同族会社の必要以上の社内留保が阻止されていました。

 

会社に利益が発生した場合には、 その利益に比例して法人税を支払うことになります。
同族会社の場合には、それだけでは済まず、利益金額が一定の金額を超える場合には、その社内留保される税引き後利益に対しても、 更に法人税を払わなければなりません。
この社内留保される利益に対して課税する制度を、「留保金課税」と呼んでいます。

この制度は、同族会社への重課制度であり、ドイツなどにもある制度です。同族会社では、 配当をせず会社内部に利益を留保する傾向にあったことから、 株主へ配当をした場合と同じような課税を行うために導入された制度です。

そのため、同族会社の場合には、この留保金課税を受けないように、 めいっぱい役員報酬を取ることが最善の方法とされていました。

その結果、同族会社には資産がなく、負債だけが残っているという状態に至るのです。

 

会社が資金に困ったとき、その小さな会社に資金投入するのは社長だけなのだから、 役員報酬は沢山取得しておくべき、という考え方もあります。
それはその通りなのですが、しかし、高額の役員報酬を取得したため、贅沢な暮らしが止められず、 役員報酬を下げられないというケースがあるのもの事実です。

役員報酬を下げれば、会社の利益を叩き出せるのに、 役員自身が会社の癌となってしまっているのです。

 

会社を経営するということと、節税を図るということは、実は相反することです。
つまり会社を経営しようとすれば極度の節税は出来ず、節税を図ろうとすれば、会社が弱体化して大胆な経営がしにくくなります。

会社の基盤を堅固なものにしようとか、大きくして行こうと思えば、 納税という洗礼を受ける必要があるのです。
納税をせずに、会社を大きくしようと思ったとしても、それは無理なことであり、大きな矛盾であることを知る必要があります。 もちろん違法な行為をすれば、それは別です。

現在は、経営革新計画の承認を受け、 同族会社の留保金課税の不適用を受けることが可能であり、これにより経営基盤の強化を図るということも可能です。

本当に会社を経営しようと考えるのであれば、そして会社が赤字であるのであれば、 役員報酬は即座に引き下げ、会社の経営基盤強化に努めるべきでしょう。

このようなことが即座にできるように考えておくこと、 あるいは役員報酬を引き下げしなくても利益が確保できるように考えておくこと、そのようなことまで考えるのが本当の経営ではないでしょうか。

目の前の節税のみを考えることは、経営とは言わないでしょう。

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
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2005年06月09日

片田舎のスーパー 2

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「片田舎のスーパー2」と題して、先のお話しの続きをお話ししたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

田舎の人気のスーパーのお話しを致しましたが、そのスーパーのオーナーについても噂を聞きました。

何でも、地元の資産家の息子であり、その息子が親に、 商売をやりたいので600万円貸して欲しいと頼んだとのこと。「商売が上手く行けば600万円は返す。 もし3年商売をやって上手く行かないのであれば、そこで商売は止める。」と約束したのだそうです。

そして野菜の激安店を山の中に開店したのだといいます。そのお店の近くには、 日帰り温泉があるのだそうです。正真正銘山の中のお店ではありますが、 全く人っ子ひとりこない山の中ではなかったのです。

いくらもやしが1円であっても、お店が遠くては、そこまで買いにいかないでしょうと思いました。 しかし日帰り温泉が近いとなれば、「温泉にでも入りながら・・」ということもあるでしょう。この頃、日帰り温泉は大人気ですし。

時間をもてあました休日であれば、ドライブがてらに出かけることもあるかもしれません。

こうして、山の中のスーパーは、噂が噂を呼んで大繁盛したようです。

 

スーパーを開店するにあたっての600万円の開業資金は多いとは言えません。 しかし立派な店舗を持つことをせず、場所も地代の安い山の中にしたことによって、 600万円で事業を回すことが出来たのでしょうと思います。

きっと一生懸命仕入をしたのでしょうと思います。きてくれたお客様が、心から満足するよう、 安くて良い品を揃えていたのでしょう。

安くて良いものを買い大満足したときには、そのことを誰かに話したくなるものです。
「安くて良かったよ〜」と。これがクチコミです。

圧倒的に大満足しをして貰わなければ、クチコミは発生しないものです。

山の中のお店というのもクチコミの材料としてはプラス要因であすから、 もしかしたら予め考えられたことだったのかもしれません。

チラシやクチコミによってきてくれたお客様をリピータにするには・・・、「圧倒的大満足」 を感じて貰えば良いのです。

お客様は、「大満足」してお買い物をしたのであれば、必ずもう一度来店します。そしてまたきたときに、また 「大満足」をすれば、更にまた来店したいと思うものです。

ちょっとお気に入りのお店があるかたや、お店の常連客となったことがある方であれば、 その心理がご理解頂けると思います。

片田舎のスーパーを訪れたとき、売り方が上手いとは思いました。しかし、 そのスーパーは特別のことをしていた訳ではないようです。

多少仕入や、在庫管理に工夫があるのかもしれません。しかし、品揃えを吟味し、仕入を検討し、客単価に気を配りる。チラシでお客様の気をひき、 そして大満足してお買い物をして頂けるように店内等に気を配る。

当たり前のことを当たり前こなしているだけと思えました。基本に忠実と言えばわかりやすいでしょうか。

確かに時代は変わりました。時代変化も早くなりました。しかし、変わらないものもあります。 それを見極める力も、また大切なのです。

小売業にとって大切なのは、またきて頂けることです。配達やネット注文などを考える事も必要かもしれません。 しかし小売業の基本は、来店です。販売のチャンネルを考える以前に、本当にお客様が大満足しているのかどうか・・・ 足下を確認するのが先でしょうと思います。

品揃えもなんだか、価格もそこそこ、と思われているお店は、いくらチラシを蒔いても、 いくらネット注文などを導入しても、その効果はぼちぼちでしかないのではないかと思います。

出来ることをキチンとこなし、当たり前のことを当たり前にこなす。 私も肝に銘じておきたい事と思った次第です。

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、これにて・・・おやすみさない。

※このお話しは、フィクションです。

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2005年06月08日

片田舎のスーパー

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「片田舎のスーパー」と題して、今時に元気な会社のお話しをしたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

噂によれば、山の中に大人気のスーパーがあると言います。
とにかく野菜が安くて良いと言います。そのスーパーに行ってみようと誘われました。

いくら安くても、お店がお山の方では遠いと思いました。
また、安い野菜を買うために、相当のガソリン代を使うのであれば、 それほどお買い得とは言えないのではないかと思いました。初めてそのスーパーへ行きましょうと誘われた時は、 そう思いましたのでお断り致しました。

しかし、数ヶ月後、そのスーパーが市内にお店を出したと言います。 その市内のスーパーもまた大人気だと言います。再度、行って見ましょうとお誘いを受けました。
山の中ではなく市内であれば、それほど遠くもありません。また別段急用もなく、時間がありましたから、 暇つぶし程度の気分でそのスーパーへ行ってみることにしました。

その日は日曜日でしたから、スーパーには沢山の家族連れのお客様が車で訪れていました。田舎のスーパーらしく、広々とした駐車場に、 整理係が配置されています。

確かに大盛況です。片田舎の人口を思えば、かなりの人気と言えそうです。 来る途中にチラッと見えた某スーパーは、駐車場係が退屈そうにして居ました。 上場企業である某スーパーは閑古鳥状態と聞いていましたが、 まんざら嘘ではないようです。

店内に入って見ると、人が沢山居りまるで市場のような熱気です。大きな紙に、「えのき5円」 と書かれているのがすぐ目に入りました。もう少し離れたところには。「もやし1円」とあります。 何となくとても購入意欲が湧いてきました。えのきももやしも買いたい〜とちょっと興奮気味です。

その他の野菜も、89円などの値段が付けられており、若干安い、という感じです。

思いの外の品揃えに驚いたのは、鮮魚と冷凍食品でした。野菜が安いと聞いていましたので、 野菜で勝負しているのかと思いましたが、そうではないようです。鮮魚と冷凍食品の売れ行きも、かなり良い様子です。 やはり品揃えは、上手いな・・と思われました。

それと同時に、目についたのは効果的なPOPです。女の子が書いたキャピーというようなPOPではなく、 地味なPOPです。しかし、店内の動線と上手く繋がっていると感じるんです。正確にいうと、配置が上手いのでしょうと思います。

売上は、客単価×客数ですよね。皆さんは、客単価と客数どちらが大切だと思いますか?
私は、客単価だと思います。薄利多売と言われますが、客数は人口などから伸ばそうと思っても、無限には伸びません。売上を上げるには、 客単価について考える必要があるのです。そのスーパーのお客様は、ほとんどが1万円以上の買い物をしていました。

売り方が上手いと感じましたね。
どこが上手いかと言えば・・・、買わせられているという感じがせず、買わせられているところでしょうか。 POPやディスプレーが上手いと思いました。

それと、買いたいと思ったものがちゃんと買えるということでしょうか。良くスーパーで、醤油とか油とか、 牛乳とかをお買い得品にするのですが、重くて全部は買えないのですね。それは、お店に対する不信感を覚えます。 気持ちよく買い物が出来ないからです。

流行っている店は、やはり行ってみるものだと思いました。支持されているお店らしく、 良い気分で買い物などが、出来ます。何となくオーナーの心意気がお店から感じられる、と思うのですが、 そのように思ったことはないでしょうか。

 

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、これにて・・・おやすみさない。

※このお話しは、フィクションです。

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2005年06月01日

石の上にも三年・・・・

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「石の上にも三年」と題して、事業における頑張りや、我慢について考えてみたいと思います。お付き合い頂ければ、幸いです。

「石の上にも三年」という言葉は、聞いたことがありますよね。

冷たい石の上でも、三年も座っていれば暖かくなる。だから、我慢が大切という意味です。

事業を開始して、すぐ順調に推移することは希なことです。

事業のはじめは、実績も知名度もなく事業展開が思うように進まないことの方が圧倒的なケースです。 1、2年目は鳴かず飛ばずという場合もあります。

鳴かず飛ばずの時期をどう耐え抜くか、またそのような時期に何をしたかによって、 以降の飛躍の程度が決まるのです。

まがりなりにも経営者ご自身で、「事業で成功する」と旗揚げしたからには、 なんとしても成功させなければなりません。そしてそのための努力は、少なくとも3年は継続するべきでしょう。 これについては異論はないと思います。

1年目は何も解らず闇雲に事業を行っていたとして、2年目に慣れてきて、 3年目にようやく効率的な方法等が実施できるようになるのが通常であると思われるからです。

しかしその前に、そのことが一心不乱に3年という月日を費やす価値があるかどうか、 その判断はとても大切なことです。さしたる価値もないことに、時間を費やすことは、まさしく無駄でしかないでしょう。

これについて十分な検討がなされていない場合には、石の上に三年いる必要があるかどうかも大いに疑問です。 何が何でも三年続ければ良いというものではないでしょう。

石の上に三年を全うするかどうかの判断は、

1 十分考えた上での、行動であったかどうか・・・

2 今、このことを辞めたとしたら、次はどうするのかという考えがあるかどうか

3 新たに考えたことは、現在の状況より良い状況をもたらす可能性が高いかどうか

上記のような観点から、考えてみては如何でしょうか。

個人的には、「石の上に三年」という言葉には、3年もいると石が暖かくなって、離れがたくなる、 という意味を内包しているような気が致します。それは、事業にとっては危険な感覚です。

何事かを三年」継続することは相応に意義があることです。が、三年継続するべきかどうか、 或いは三年経過後については、クールに判断するべきです。慣れ親しむことは良いことですが、 馴れ合いに甘んずることは良いことではないでしょう。そういう意味では、「石の上にも三年」、つまり、 あることを三年継続することは、一概に良しと言えないのではないでしょうか。

実際に・・・・石の上に三年も居たなら、心身共に石になってしまい動けなくなるのでは・・・ と私は思うのですが、 それも困りますね。僧侶のごとく、じっと耐えて、耐えて、耐えて、 じっと耐え続けるだけではいけないと思います。

経営者には、フレキシブルな感覚が何よりも必要であり、大切でしょうと思うのです。

時代は流れ、 変化しているのです。ただただじっとするだけの時間の過ごしすべきではありません。 例えアクションがなかったとしても、感覚のどこかは、動作させておくべきで、 時代の流れや変化を的確に掴むことが重要と思います。

「石の上に三年」よりも、「三年一昔」という言葉の方を重要視して頂きたいと思っております。

 

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
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2005年05月17日

ビジネスシーンでのファッション 2

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「ビジネスシーンでのファッション 2 」についてお話したいと思います。宜しければ、お付き合い下さい。

最近は、デフレですから、高価なものはあまり売れていないと思われがちですが、そうではないようです。 団塊世代の方々で生活が安定している方々は、高価なものを求めているようです。

特にシャツの高価なモノが売れていると聞きました。おしゃれが解っている人々が購入しているのだと思います。

一番こだわって、こだわりがいがあるのは、シャツだからです。実際、 ドレスシャツにこだわっていたおしゃれな男性も多いです。

グリーンのダブルのスーツにピンクのシャツ、グレー系のネクタイ・・・はおしゃれです。が、 ビジネスシーンでは、不適切です。また、紺のスーツと白のシャツという着こなしに勝てるものではありません。  

 

かつてIBMでは「全員白いシャツを着用すべし」とされていたようです。IBMの成功の一因として、 いまに語り継がれる有名なエピソードです。きちんとプレスされた清潔な白いシャツを着たIBMマンは、いかにも誠実で、 頼もしげに見えたことと思います

シャツは白、スーツは紺に限ります。ブレザーは、ダブルが良いですが、お若い方は、 着こなすのが難しいかもしれません。ですが、やっぱりダブルです。

私は、これしか、男性のスーツと認めたくありませんね〜。あくまでも私は・・・ですよ。

シャツは、白が最高に素敵であり、贅沢です。ジャケットを脱いで・・、 質の良い生地の白いドレスシャツ姿を見たとき、ちょっとドキっとして、ため息が出そうになることがあります。それは、 多分私だけでないと思うのですが・・・・・。

たかが白のシャツではあります。でもその白いシャツにこだわってみたり、を上手く着こなすことによって、 何も言わずとも、その方の誠実さや信頼感を感じさせることができるのです。ビジネスシーンでのファッションは、そうでなければならないと思います。
好みとか、自己主張は二の次です。ファッションまでも上手に利用して、ビジネスに有利に生かすべきと思います。

買うかどうかは、別として、シャツやスーツなどを見て歩くことも必要かもしれません。
良い品かどうか解るようになるためには、残念ながらある程度着用してみる、あるいは生地に触れてみることが必要だからです。
知識ではなく、感覚のなのです。


ここまでお付き合い下さいましてありがとうございます。
それでは、本日はこれにて・・・おやすみさないませ。

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2005年05月16日

適正な申告 2

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「適正な申告 2」と題して、お話をしたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。


前回に「適正な申告」とは
、という題で主に、「粉飾」の弊害についてお話しを致しました。

それでは、もう一つの適正でない申告であるところの「脱税」は弊害はないのでしょうか?

 

まずは、脱税の方法にはどんなものがあるかといえば、

1 売上高を除外する
2 経費を水増しする(例えば個人の出費を法人の出費とする)

上記の2つです。つまりは、利益を少なくすれば良いのです。或いは、欠損となれば良いのです。

利益を圧縮することによって、税金分のキャッシュが残りますし、経費を水増しすることによって、 個人の生活費が少なくて済みます。

ですから、資産を護るという意味では、脱税はプラスです。ただし脱税が、見つからなければ・・です。 見つかれば、過少申告加算税や延滞税等が更に重く課されることになりますから、後悔することになると思いますね。

売上を落としたり、経費を水増ししたりするということは、経営指標に影響します。以前にお話ししたように、 経営指標が機能しなくなることです。事業が上手く行っているときには、経営指標などあまり見なくとも良いのです。また、多少どんぶり勘定の経営でも大丈夫です。

しかし、上手く行かなくなってきたときは、経費などいろいろな部分を見直して行く必要がありますが、 過去の情報が操作されているのですから、やはり肝心な時に経営指標が機能しないことになります。

今期、急に真面目に帳簿をつけ始めたとしても、手遅れでしょう。

 

脱税志向に走ると、生活費を経費に入れることを止められないようです。

脱税は甘〜い蜜の味・・・なんでしょうね。悪いことって、 何故か魅惑的で止められないようです。

特に経費水増しについてですが、事業が上手くいっている時には、あまり大きな問題ではないのですが、しかし、周囲に居る方は、良く見ているものです。親戚、知人、友人、取引先などなど。 その方の金銭感覚や経営姿勢などをじっとみているものです。

家族の食事代などを交際費として計上するような方が、「事業は信頼が大切」と言ったりするものです。そういう方は、以外と多いものです。周囲の方々は、そのような発言を「??」と思って聞いているのですが、言っている本人は、 その矛盾に気がついていないようなんです。

信じられないかもしれませんが・・・

社長が社員の信頼を得られない理由が、こんなところに起因することもあります。悲しいのは、 社長がそのことに気がつかないということです。

馬鹿正直が、一番とは申し上げません。
しかし、あなたが思う以上に周囲の人は、あなたをよく見ているものです。

そして、他人は、「あなたは矛盾している」というようなことは、決してあなたの前では言いません。 あなたのいないところで言うものです。

経費の水増し行為などにより、最も大切なはずの「信頼」が失われていくのです。

そういうことを考えて見て下さい。

でもそんなことは、十分なお金が手元にあれば、それほど気にすることでもないのでしょうか?

 

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、これにて・・・おやすみさない。

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2005年05月12日

適正な申告

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「適正な申告」と題して、決算・申告についてお話をしたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。


皆さんは「適正な申告」と聞けば、どんな申告を連想なさるでしょうか。
一般的には 「最も納税額が少ない申告」を「適正な申告」と思うでしょう。その通りです。

では、「適正でない申告」 とはどのようなものでしょうか?

それには、2種類あって、

ひとつは「脱税」です。
納税額があるにもかかわらず、納税額がないとする場合、あるいは納税額を少なく申告する場合が「脱税」です。

もう一つは、あえて「納税額が多くなる申告」 をする場合があります。この場合は「粉飾」と言います。

「脱税」は違法であるが、「粉飾」 は多く納税しているのだから、「適正な申告」とは言えないが、違法ではないと考えている税理士は、結構多く居ました。

エンロンの事件以降は「粉飾決算」に批判が集中しましたので、 現在はそのように言う税理士はいないと思いますが。

「粉飾決算」の一番多いケースは、借入のための粉飾です。借入が出来るように決算を組むことが、 税理士の仕事であり、税理士の力である、と思っている経営者も少なからず存在します。 また税理士もそう思っていたかもしれません。

また、許認可の更新のために粉飾決算をするケースも多いです。

しかし、どのような理由であれ、「粉飾」をし始めたなら、 それは富士山の樹海に入っていくようなものです。

違法行為として処分されないかもしれませんが、自殺行為に近い行為なのです。

つまり、それは今事業がだのような状況にあるのか、 これからどのような状況になって行くのか、 全く見えなくなります。

どの位置にいるのか、どの方向へ行けば良いのか、全くわからない・・・まさに樹海にさまようごとしなのです。

もう少し具体的に言いますと、各種経営指標が全く機能しなくなります。結果、 税理士からのアドバイスも得られなくなります。実体とかけ離れた決算書類を元にアドバイスしたとしても、 それは全く意味がなく、単なる時間の無駄でしかありません。

つまり、粉飾決算を開始したなら、以降税理士の仕事は、「決算書及び申告書作成業務」 のみになるといって良いでしょう。

そんなことはないと否定する税理士がいるかもしれませんが、 それは恐らく税理士業務以外の業務があるという意味だと思います。

 

一度粉飾決算をし始めたなら、二度と正常化できない、とまでは言いませんが、 翌期以降には相当のそのしわ寄せがくることを覚悟して下さい。

その相当のしわ寄せを受け入れることができない場合は、粉飾決算から脱却出来ないことになります。

 

粉飾決算をしたならば、本当は二重帳簿にすべきです。そうしないと事業の状況が把握できないからです。 しかしそのためには、2倍の労力が必要ですね。

ある程度大きな会社の場合には、二重帳簿を作成できるかもしれませんが、中小・零細企業の場合には、 そのような労力は捻出できないと思います。また会計事務所も二重帳簿の支援をすることはありません。

「粉飾」に対して寛容であるにも関わらず、二重帳簿を否定するのは、私は矛盾していると思いますけれど。

 

もし粉飾決算をする場合には、粉飾決算をした後、正常に戻すにはどうするか、 まで考えて粉飾決算をすべきなのです。

しかし、そこまで説明し、考えてくれる税理士も少ないと思います。

それは、粉飾決算の責任は経営者にあると税理士は考えるからです。一方経営者は粉飾決算について、 税理士に相談した、と考えます。

 

事業を行って居る場合は、粉飾決算などしないで適正な決算・申告をするべきなのです。

それはきれい事であり、理想でしかないと言う経営者もいます。

粉飾を行うことは、実に簡単です。しかし、その安直な方法を選択した事による弊害は、 経営者が考える以上のものなのです。

粉飾などせず、現実と向かい合うことは、厳しいことではあります。

「適正な決算・申告」は、 実現できないと言えば、実現出来ないのであり、実現しようと考えれば、 実現できるものです。

要は、適正に決算・申告をする気があるかどうか、という問題にすぎないのです。

本日も、ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、これにて・・・おやすみさない。

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(*は@に置き換え下さいませ)

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2005年04月28日

事業計画の立て方

こんばんは。
税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、「
事業計画の立て方」についてお話したいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。


皆さんは、事業計画を立ててみましたか?
そして計画との差異を常にチェックしていらっしゃいますか?

とりあえず、上記2つの質問にYesとお答えなら、事業の成功確立は高いと予想致します。
最近は商工会とか、中小企業庁とか様々な機関で、無料若しくは低額で事業計画書の作成講座が実施されています。 またコンサルティング会社も起業支援として講座を開催しています。いずれの内容もだいだい同じものだと思います。 まだ参加したことが無い方は、一度参加してみられると良いと思います。

事業計画書の書き方というような書籍もありますので、それを参考にして頂いてもよいです。 事業計画書はきちんと作成して見ましょう。

実際に事業計画の作成に取り組んでみると、わかりますがなかなか進みませんね。 どうでしょうか?
しかし進まなかったとしても、少し落ち着いた時間設けられて、じっくりと考えて見て下さい。

そして出来上がった事業計画書、これを見て、どう思いますか?
事業計画は基本的に将来のことを予想して作成するものですが、この事業計画書をみて、「よーし、これに沿って頑張るぞ〜」 と思えるでしょうか?
もし思えない場合には、その計画書は、「絵に描いた餅」なのです。

それでは、絵に描いた餅ではない事業計画書を作成するには・・・、どうすれば良いのでしょう?

出来れば、事業計画書は専門家に見て貰うことを進め致します。
その計画書を前にして、ご祈祷をして、更に魂を込めて下さると思います・・・。というのは、冗談ですが、 ある程度現実味のある計画書にして下さると思います。

専門家にみて貰う点は、

1 数字的矛盾点を解消すること
2  同業他社との比較をして貰うこと
3 計画との差異が出てきた時などの現実的な観点からのチェックをすること

これにより、事業計画が実行可能性が高いかどうかが見えてきます。事業計画は堅実なものを・・・ という訳ではありません。しかし、あまりにも同業他社とかけ離れていたりする場合には、事業計画を修正する必要がありますよね。  

事業計画書の作成講座に参加してみて下さい。作成の技術しか教えてくれない講座もあります。 しかしまずは作成の技術だけでも知っておくと良いのではないでしょうか。

専門家を活用する時には、まずは上記3点についてチェックして貰い、 更に事業計画の活用の仕方やおとしこみの手段などのアドバイスが貰える良いですね。
専門家に必要な時に適切なアドバイスが貰えると事業の成功の確率は飛躍的に高まると思います。

ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、本日はこれにて・・・おやすみさない。

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2005年04月25日

堀江氏讃歌

こんばんは。税理士の葵東子です。本日は、若き起業家若しくは予備軍の方々に、 最近もっとも注目の人である堀江氏について、お話ししたいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

ライブドアとフジテレビの事件は、一応決着の方向が見えて来ましたね。
この抗争中堀江氏は、精力的にマスコミに登場し本当に忙しそうでした。また彼の著作や過去の経歴、発言に関して、賛否両論でしたね。

概して、若者の男性と中年女性は、堀江氏支持、若者の女性と中年男性は、堀江氏否定と感じていましたが、 皆様はどうでしょうか?
当然わたくしは・・・堀江氏支持、です。このことは、以前も少し記載しました。

その堀江氏支持の根拠について、見事にロジカルに説明されているブログを見つけましたので、ご紹介します。 ここです・ ・・ 

若い女性の方は、堀江さんの顔が嫌い・・・という方も多かったです。また、お金で買えないものもある・・・ と切に主張されているかたも多かったです。確かにそれぞれの方の主張も間違いではないと思います。

私が、堀江氏支持と言うのは、彼の言うことが正しいというより、間違いではないと思うからです。 気持ちなどはお金では買えないものですが、そしてお金で動かない人もちゃんといます。でもお金で動く人もいるのです。 またお金で人の気持ちが変わるというのは、本当です。そういう意味で、堀江さんの主張は間違いではないと思います。

そして、彼はいつも事実を述べていますよね。東大出だということを自慢しているとか、 お金があることを自慢している、と非難する方がいらっしゃいましたが、東大出であることも、お金があることも、事実ですよね。 言い方が鼻持ちならないと感じることはそうですが、彼は嘘は言っていません。幼少のことにしても、過去の女性に関しても、 隠したり変に言い訳もしていないと思います。

私は、堀江氏にお会いしたことがありませんが、いろいろな言葉や本を読んで思ったのは、 話し方は下手かもしれませんが、彼は信用があるのでしょうと思いました。だから会社も大きくなったと思いました。
会社の上場前に、個人で5億円の借り入れをしたあたりは、やはり彼に信用があったと思わせますね。そして度胸もあったと。
上場の見込みがあったとはいえ、上場直前の状況にありながら、上場出来なかった会社も実際にありましたから、 やはり堀江氏にとって大きな賭だったのです。

そしてもう一つ堀江氏を評価するのは、非常にロジカルであることです。つまり、 仮説に謝りがあったと気付いたなら、彼はあっさり「これは、間違いだったから止めよう」と言える人ではないかと思えました。 修正することに、メンツとか意地とか、そういうものは持ち込まない、といいますか、彼にはそういう概念がなく、 ただただロジカルなだけではないかと思いました。これが、彼の最大の長所であり短所なのかもしれません。

つまり、堀江氏はどこまでもロジカルであるが故に、 ロジカルでないことは絶対しないであろうと予想できるのです。それが、彼への信頼感であり、安心感だと思います。
人は、窮地に陥ると、手のひらを返すようなことを平気でします。ですが、堀江氏は究極の理論者であるが故に、 どんな状況でも理論的であろうとするのではないでしょうか。
そういう意味で、彼の行動は予想しやすく、安心感があるのです。

如何でしょうか?
人から信頼されるということは、愛想良く笑うことでもなく、腰を低くしていることでもないということです。 そういうおべっかともとれる言動よりも、仕事上の約束や自分の言動にキチンと責任を持つことの方が、ずっと信頼されるものなのです。
思うに、事業経験の長い方からの評価が、高いのではないかと思います。それは、長く事業をしていれば、いろいろな事があるもので、 いろいろな人を見るからです。
愛想が良ければ、裏切らないかと言えば、そうではないのですよね。

でも女性として彼の側にいるのは、しんどい事かもしれませんね。
「よく考えて見たけれど、やっぱり君とのことは理論的に無理だね」と一言言われたら、もう修正されることはないのかもしれません。
そういう不安は、常にあると思います。
そういうことを、彼自身悟っているのか、「結婚は意識していない」と言っていましたね。結婚することの必要性を感じていないようですし、 結婚すると面倒であることも知っているからだと思います。

いろいろな人に出会ったとき、その方を嫌いになることや、非難することは簡単です。また自由です。しかし、 その方がある面で評価されている人物であるならば、なぜ評価されているのか考えてみるべきだと思います。
また、その方を支持する方の意見を聞いてみるべきだと思います。それでも、嫌いは嫌いで良いのですが、その方が評価されている事実だけは、 受け入れる必要があります。
もちろん、その彼よりも大きな会社を経営し、その彼よりも多くの収入を得ているのであれば、話は別かもしれません。 これについては、あくまで想像の範囲で述べているに過ぎませんので、あしからず。

ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
それでは、本日はこれにて・・・おやすみさないませ。

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2005年04月20日

税理士との付き合い方

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、「税理士との付き合い方」についてお話したいと思います。宜しければ、お付き合い下さい。

私が税理士になれたくらいですから、税理士とはそんな程度のものと思うのですが、 以外と多くの方が敷居の高い存在と思っているようです。税理士とのお付き合いはあるが、こういうことは質問できないし、 相談できない、 と言う方も多く驚いています。
一体なんのために税理士に報酬を支払っているのでしょうか。

それは、少々官僚的であったり、威圧的であったりするせいなのでしょうか?それとも、難しい表情の先生が多いせいなのでしょうか?
それでも、そんな先生ばかりではなくて、良い先生も沢山いるのですけれど・・。 以外と顧問税理士には不満があるようですね。

しかし、税理士は税理士でしかありません。まず税理士は経営についての専門家ではありません。 大きな会社で仕事をしたことがない先生もいますし、 大きな会社が嫌で税理士になった先生もいます。
また多くの先生は、お金で苦労をしたことがありません。更に、税務会計の分野しか知らない先生もいます。 つまり税理士は税理士でしかないのです。必要以上に、税理士に期待するのも間違いかもしれません。

以前、「税理士って何をするの?何をしてくれるの?」と聞かれたことがありました。
「えっ?」と思いました。税理士の仕事が解らないらしいのです。
そういえば、某先生も顧問先さんに、「会計事務所って何をしているのか、解らない」といわれたことがあると言っていました。

あらたまって「何をしてくれるの?何が出来るの?」と聞かれたとき、少々戸惑ってしまいました。
「帳簿を記載したり、決算書を作ったり、申告書を作成します。・・・」と答えましたが、そのあとの言葉に詰まってしまいました。
プラスアルファの業務については、その先生のキャリアやバックボーンによりますから、実に様々なのです。 業務内容として言葉にしてみると同じ言葉になるのですが、その内容は微妙に異なっていたりします。少なくとも私には、そう思えます。

ですから、まず税理士に、何をして貰いたいのか、 何を任せたいのかをもっと突き詰めて考えて見る必要があると思います。 すると税理士に対するニーズがもっとはっきりしてくると思います。

先に税理士は税理士でしかない、と申し上げましたが、税理士は会計・税務に関しての専門家ですから、 税理士とお付き合いするのであれば、どんどん税務会計のことを聞いて良いと思います。

また同じく先に、税理士は経営の専門家ではないと申し上げましたが、会計・税務は経営の一部ではあります。 つまり税理士の見方、考え方は、その会計・税務の面からの発言と理解すれば良いのです。

きちんと会計・税務の面から言えば・・・と前置きしてお話をして下さる先生もいらっしゃいますが、 そうでないこともあると思います。
その場合には、その税理士の発言のスタンスを把握して、税理士の話を聞いて下さい。

その税理士の発言をどう経営に生かすかは、その経営者次第です。
税理士からアドバイスを貰うのは良いのですが、それがどのような視点からのアドバイスであるか理解していないと、 誤った判断をしてしまうかもしれません。
そのことを、ご理解頂ければ、税理士を使い倒せるのではないかと思います。

そうであれば、ですね・・・「曲がりや」の税理士もありなのかしら?と思ったり致します。

ここまでお付き合い下さいまして、有り難うございます。
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2005年04月12日

1円会社の設立 2

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家の皆様へ、「1円会社2」についてお話したいと思います。

1円会社設立について、良く検討して頂きたいと思うスタンスに変わりはありません。しかし実際には、 数件1円会社(確認会社)の設立のお手伝いを致しました。
資本金は、50万円〜100万円であり、1円ではありませんでした。

設立の動機は、消費税の免税事業者となるためです。また事業主さんの方も、時期をみて、 法人化したいという意向がありました。
ちょうど最低資本金制度の撤廃が施行される見込みとなりましたので、増資の義務も必要なくなることになりそうです。
つまり、もともと法人化をして良い時期を迎えていたのです。そこで、そうであれば通常より手続きが簡単らしい1円会社(確認会社) にしましょうか・・・ということになりました。

もう少しわかりやすく言えば、法人を設立することにより、消費税について法人は免税事業者となり、 2年間は納税義務がありません。他方、個人事業も廃業しますので、個人も消費税の納税義務もありません。 (課税収入がなければ、です)
また所得税についても、今までご主人様1人の所得として申告して居りましたので、納税額が多くなっていました。
これを法人設立する事により、所得の分散をはかり、結果所得税の節税をも実現しようとしたのです。
本来法人化は、このようなケースで実施されることが多いのです。

また、株式会社の場合、資本金1000万円とすると設立初年度から、消費税の納税義務者となってしまいます。 そこであえて、資本金を1000万円未満にして法人設立をする場合もあると思います。この場合にも、確認会社は有効です。

行政は、「1円会社」すなわち「最低資本金制度の特例」について、会社設立のハードルを低くして、 もって経済の活性化を実現する・・・と言っていますが、専門家の多くは、 ハードルを低くしても経済の活性化には結びつかないのでは?・・と言っています。
しかし「行政の言うような効果はないのだから、使えない制度」と考えるのは安直な考えです。
プロは、冷静に制度のメリット・デメリットを検討し、具体的ケースでの適用を検討するものです。 本来的趣旨として機能しない制度であったとしても、他のケースでは有効に機能する場合があるからです。

法人設立が容易に出来るということは、法人を利用した節税がやりやすくなったと考える事もできます。 そう言う意味で、1円会社は小技を使える制度であり、全く使えない制度ではありません。でも・・・行政が言うような効果はない、 と思われるのですね〜・・・(^^;)。

そうしますと専門家は思いますよね・・・行政は、真面目に考えているのでしょうか?と。
結構あるのですよ、「中小企業の活性化のため」と言いつつ、全くそんな機能のない制度や改正が・・・。

ちょっとお話しがそれてしまいましたでしょうか。
それでは、本日はこれくらいにて。。。。。

1円会社の詳細については・・・下記をご参照下さい。
経済産業省

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2005年04月11日

1円会社の設立 1

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家の皆様へ、「1円会社」についてお話したいと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

最低資本金規制の適用を受けずに会社設立することを可能とする「最低資本金規制特例制度」が平成15年2月から施行されています。

「最低資本金規制の特例」とは、商法・有限会社法上、必要な資本金(株式会社は1,000万円以上、 有限会社は300万円以上)を、5年間免除し、会社設立後に事業を行いながら用意すればよい、というものです。
つまり1円の資本金でも会社設立が出来るという訳です。これまでに2万社以上の会社がこの制度を活用して設立されています。


会社設立に強い意欲やアイディアを持ちながら、当初の開業資金に悩んでいる方々にもハードルを低くして、 創業・起業を後押しするのが狙いとのこと。ただし、5年以内に最低資本以上に増資できなかった場合は、組織変更か、 解散しなければなりません。

1円の資本金で会社設立は出来ますが、その他会社設立の費用(収入印紙代、登録免許税など)が、 株式会社で27万〜28万円、有限会社で16万〜17万円の費用が必要です。また法人の印鑑を作成したり、 設立登記の手続きを司法書士など代理人に依頼する場合は、その報酬も必要となります。

ですから、純粋に1円で会社が出来る訳ではありません。
何となく「誇大広告」ではあるまいかと思いますが、よくよくみると「資本金1円で会社設立しましょう」と書いてあるのですね〜。 ちょっとがっかりしますが、今までより、資金が少なくて済むことは事実です。

1円で会社が設立出来ると知った時、私はそれはあまり意味がないでしょうと思いました。それは、 1円で会社は設立出来るかもしれませんが、 事業をするのであれば運転資金が必要です。会社を1円で設立しても、すぐに追加の運転資金を投入しなければならないはずです。

つまり1円会社のメリットは、300万円未満の少資金で会社設立できる、というだけなのです。 実際どんなに考えても、それしかありません。(払込金保管証明書がいらないというような、細かいメリットがあることは、 あります。)

法人にすると、税務申告は、税理士等に依頼する必要があります。また赤字であっても、 均等割を納める必要があります。また、交際費等に関しても損金算入の制限があります。社会保険の加入も強制です。このように、 法人となれば、やはり多少の資金的余裕が必要なのです。

それなのに、華々しく1円会社の設立をすすめる団体や専門家がいて、何となく、どことなく違和感がありました。 どうしてそんなに1円会社を推進するのでしょう??
もしかしてこれは、地方財政救済のための行政の罠なのではないか、と思ってしまったほどです。

法人化の最大のメリットは、節税です。事業承継のために、法人を設立することもあることはあります。 取引先の条件として法人でなければならない場合もあります。法人化することによって、 多少の信用が付されるとは思いますが、 それは、前述の費用を負担するだけの体力があると推測されるからです。

節税するほどの利益が上がるかどうか定かではない、あるいは本当に資金が足りない状況で、 1円会社の設立したとしても、均等割の支払い、社会保険料の負担、法人税等申告報酬など、 個人で有れば必要のない費用があれこれ発生して来ます。そういう費用は重荷ではないでしょうか?もし重荷であるならば、 1円会社の設立は見送るべきです。

事業を開始するに当たって、多少格好をつける必要があるかもしれません。 また格好を付けてみたいと思うものかもしれません。
しかし、本当に資金が少ないでのあれば、資金は有効に使わねばなりません。均等割より、販促費などに使用した方が良いと思います。
その場合は、まず法人格というものに頼らず、裸一貫(←古いですか〜?)、自分自身お一人で商売されて見ては如何でしょう?

上記「最低資本金規制の特例」は当初平成20年3月31日までの時限立法でしたが、 最低資本金制度の撤廃が決定されました。つまりいつでも、1円会社の設立が出来ることになりそうです。

1円会社に何が何でも反対〜!という訳ではありません。しかし法人化した際のコスト等も確認し、 納得して、 法人設立をして頂きたいと思うのであります。
事業は儲かることが、大切です。法人化して儲かるのであれば、それはGOです。
しかし儲かるかどうか不明なのであれば、法人化は様子見、若しくは見送りが賢明なのではないかと思います。

長くなりましたね。本日はこれくらいにて。。。。お休みなさいませ。

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2005年04月07日

ビジネスシーンでのファッション

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、ビジネスシーンでのファッションについてお話したいと思います。宜しければ、 お付き合い下さい。

最近は、スーツ姿のビジネスマンより、ノーネクタイやTシャツのビジネスマンが新しく見えますね。そう、 三木谷さんと堀江さんです。三木谷さんは、スマートなイメージですから、通常のスーツも素敵に着こなせると思います。 堀江さんは、オーダーのスーツにすると、とても迫力が出ると思いますね。

私は、個人的にファッションによって人を判断することがあります。 もちろん決めつけてしまう訳ではありませんが。それは、その方のファッションがTPOに合っているかどうか、分相応かどうか、 その方に似合っているかどうか、です。

特にお若い方が、時々???と思うファッションをなさっていることがありますね。
それは、それで個人の自由だと思うのですが、しかし私は思うのです。あのファッションでは、反感を招くのではないか・・・、つまり、 ビジネス上不利なのではないかと思うのですね。

ファッションは自己主張ですから、基本的には自由だと思います。 しかしことビジネスで不利になるかもしれない、そういうファッションならば、私はそういう服装はしません。
なぜなら、自分の自己主張より、ビジネスの方が大事と思うからです。
そうお話しても、尚かつそのファッションであるならば、「このお方は、自己主張が強いのですね」と思う訳なのです。

以前、ポケモンを開発した田尻さんについて書かれた本を読んだことがあります。彼は「見かけがなんだ・・・」 と言ってスーツなど着ることなく仕事をしていたのですが、どうしても銀行の融資が必要になった時、 彼は意志を曲げてスーツを着用し、銀行に出かけたそうです。
田尻さんにしてみれば、どれほど口惜しかったことでしょう。しかし、ビジネスの重要なシーンで適切な判断をした彼をすばらしいと思いました。

「ファッションで人を判断するなんて最低!」と言われそうですね。それは、 確かにファッションでその人の人格を決めつけてしまうのは、いけないと思います。
私が言いたのは、自由なファッションはプライベートの時間に存分に楽しめば良いのであって、ビジネスシーンにおいて優先されるべきは、 いかにスムーズにビジネスができるかどうかなのですから、 ファッションはそのシーンに沿うべきものでなければならないということです。

つまりビジネスシーンはビジネスシーンなのであって、自由ではない、そのことを理解していない方なのですね・ ・・と思うだけなのです。私の判断が正しいかどうかという議論もあると思いますが、それよりも、 「そういう見方をする人もいる」 ということを知って頂きたいと思います。

それにおしゃれとは、洋服だけではありません。靴やシャツ、ベルトや時計などもおしゃれの要素ですよね。 スーツだけ素敵ですが、靴が・・・というのも興ざめです。分相応とはそういうことです。
つまり中途半端なファッションは、無恥をさらけ出していることもあるのです。あのスーツとあの靴は変でしょう・・・とか、 あのスタイルであのブランドではないでしょうとか・・・。そういう中途半端なファッションをするのであれば、何もしないほうが。。 と思うこともあるのですよ。

つまりビジネスシーンでのファッションは、自分のイメージに合っていて、 爽やか感があればそれで良いと思います。
「人は見かけによらない」という言葉が好きです。つまり、普通に見えるのですが、とても仕事が出来るんですよね〜、 と言われる方が格好よくないでしょうか?
格好が良いのですが、「見かけ倒し」なんですよね〜と言われるより、ずっと良いと思うのですが、如何ですか。

なんだか税理士のお話らしくないお話でしたでしょうか??
要はですね、ファッションよりビジネスなんですよ・・・と言いたい訳なんです。

明日は、ブログはお休みの予定です。
それでは、本日はこれにて・・・おやすみさないませ。

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2005年04月06日

フランチャイズへの加盟 3

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、フランチャイズへの加盟 3 についてお話したいと思います。宜しければ、 お付き合い下さい。

FC事業は、小資本で開業出来るため、すぐ商圏の環境が変化してしまいます。 今の商圏の環境がずっと続くと思わないこと これがとても大切です。
近くに類似FC店が出来た場合は、売上は減少します。それはオーナーの多少の努力で防げるものではありません。

その場合には、冷静になって考えます。「どうしてお店が出来たんだろう・・」とか、 考えても仕方のないことに、時間を費やさず、近所のFCに勝てるのかどうか、 また共存できるのかどうか、 日々の努力をしながら冷静に考えます。
考えた結果、勝ち目がないと判断したときは、潔く撤退です。悔しいですが、借入金を膨らませるより、撤退して次の機会を窺う方が賢明です。

事業を開始するより、この撤退を決めることの方がずっと難しく、重要です。ずるずるしてはいけません。 借入金が膨らむだけです。次のチャンスが必ずあると信じることです。
まだ経営資源を使い果たしていないので有れば、次のチャンスにこの損失を取り返すことが出来るのです。この引き際をキチンと見極め、決定し、 実行することが本当に大切です。

 今、精神的に苦しくはないでしょうか?。私は精神的に苦しいことを、続けてはいけないと思います。 精神的苦痛が長く続くと、精神がおかしくなってしまいます。損は取り戻す事ができますが、 歪んでしまった精神は直せないこともあるのです。

500万円〜1000万円くらいの損失で有れば、何とか返済できます。精神的も立ち直れます。 しかしそれ以上になると、親戚等に迷惑がかかる結果になるのではないかと思います。その辺を冷静に考えて頂きたいと思います。 一度、撤退を決意して見て下さい。きっと撤退したことを良かったと思えるはずです。
事業はつぶしても、ご自身までつぶしてしまわないことです。


理想は、撤退と同時に新規の出店です。
ですが、それがなかなか出来ないですよね。
実は、利益が出ているときに、決算対策として何をするかがポイントなんです。
思うにこの辺で、事業主の性格や専門家のアドバイスによる差が出るように思います。

起業しようという先から、撤退のお話もないでしょうと思われましたでしょうか?
ご免なさいね、ちょっと志気を落としてしまったかもしれません。
でもいろいろな場面を想定して置くことは、必要です。それに、こんな話を聞いたぐらいで、起業の意欲が萎えてしまうようではいけませんよ。 事業を開始すれば、もっといろいろなことが起こるものです。自分なりの価値基準と強い意志が必要です。

まぁ、葵の話は、お話として何となく聞いて頂ければ、それで良いと思っております。

それでは、本日はこれくらいで。。。。お休みなさいませ。

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■参考書籍■

【送料無料商品】フランチャイズ・ハンドブック
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2005年04月05日

フランチャイズへの加盟 2

こんばんは。税理士の葵東子です。
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、フランチャイズへの加盟 2 についてお話したいと思います。お付き合い下さいませね。

 

FC加盟ついて考えるとき、どのFCにしようか・・と思いますよね。 例えば飲食業にしようと決めたとして、 どのFCを選ぶか迷います。

それは、信頼のおける、かつ実績のあるFCであれば良いのですが、そういうFCは既に地元に加盟店が出店されていたりします。
またロイヤリティーが高額であったり、初期投資額が多額に必要だったりします。
中には、詐欺まがいのFCもありますから、よくよく検討する必要があります。

まずは、資料を集めて、徹底的に分析しましょう。
FC本部について、しっかりした本部かどうか、確認しましょう。
ビジネスモデルについて、良いビジネスモデルかどうか検討します。

そんなことを言われても、集めた資料の見方や、 ビジネスモデルの検討など良くわからない〜! と思う方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、 専門家を活用することも良いと思います。 FCビジネスコンサルタントなる職業も存在ましますから。
しかし私は、ここはなるべくご自身で調べられることをおすすめ致します。

まがりなりにも、ご自身の起業なのですから、ご自身で調べてご自身で検討することが基本です。 FC本部について、調べたり検討することさえ、良くわからないといって放棄したり、面倒がっていては、先が思いやられます。

解らないなら、解るまで本部から説明を受けるべきですし、資料を良く読むべきです。
また既存のFC加盟店が存在するのであれば、見学に行くことも必要かと思います。
FC加盟店募集と言いながら、実は建築の請負が取れればそれで良いというFCもあるのです。

またFC本部からの資料も本部に都合の良いように作られていることが多いですから、 資料の内容もよく見ておきます。
特に売上シミュレーションや利益シミュレーション、借入返済シミュレーションなどは、数字の根拠を確かめておきます。もし借入をして、 FC加盟をするのであれば、税理士等に相談なさった方がよいと思います。特に、キャッシュ・フローを確認してください。 本当に儲かる事業かどうか確認をして頂きたいと思います。

もう一つは、加盟を脱退する際のことについて確認して置きます。数年間は脱退した場合、違約金があったり、 保証金が没収となったりすることがあります。
脱退しようと思ったものの、更に沢山の費用が必要と知ってびっくりすることもあります。ですからこの点も、注意が必要です。

FC選択において最も大切な事は、そのFC本部の考え方に賛同できるかどうかだと思います。 各種資料や条件を検討し、 問題ないと思ったとしても、FC本部の考え方に賛同出来ない、或いは信用出来ない場合は、 オーナー自身が事業に熱が入らないのではないでしょうか。
オーナー自身が「よーし仕組みは理解出来た。この事業で頑張るぞ〜」・・・と思えるなら、良いと思います。

FC加盟を副業として展開する場合もあります。この場合でも、FC事業が上手くいかなくなって、 本業に悪影響を及ぼしてしまうこともありますから、副業といえどFC選択はしっかり行うべきです。
やはりだまされている方というのは、どうしてその点を聞かなかったのかとか、どうして調べなかったのか、とビジネスの詰めの甘さを感じます。 「そこのところを聞いておかないと、だめじゃないですか〜、肝心なことですよ〜」と思うのですよね。

事業に関して、慎重であることは決して悪いことではありません。良く検討もせずに事業を開始してしまうのは、 ただ無謀なだけです。成功されている方は、成功しているというより大きな失敗をしていない方を言うのではないかと思いますが、 如何でしょうか。

 

それでは、本日はこれくらいにて。。。。お休みなさいませ。

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2005年04月04日

フランチャイズへの加盟

こんばんは。
税理士の葵東子です。本日はどんな一日だったでしょうか?
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、フランチャイズへの加盟についてお話したいと思います。お付き合い下さいませね。

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小資本で独立開業!!夢のオーナーへ!
ノウハウなどは全面バックアップ! あとはあなたのやる気次第!

などの謳い文句でFC加盟店を募集していますね。
最近はFCのコンサルタントも存在します。

FC加盟は、先の謳い文句でもあるように、 小資本で手軽にノウハウを手に入れることが出来る良い制度だと思います。ワタミフードサービス株式会社 現在は「ワタミ株式会社」ですね・・・の渡邊社長も「つぼ八」のフランチャイズを活用された後、「和民」 を展開されましたね。

しかし、FCもただ本部から提供されるノウハウ等に沿って事業を行えば良いかと言えばそうではありません。
コンビニなどが閉店に至ったことを見たことがあると思います。FCビジネスで騙されたというお話も時々お伺いします。 (真義のほどを確認できていないお話もありますが)

それは、本部から提供されるノウハウだけでは上手く経営出来なかったということなのです。 つまり、地域性など固有の問題に対して、解決能力がない場合には、 FC事業はロイヤリティーが有る分逆に不利になってしまうのです。

同じコンビニを経営して、A店は閉店に至り、他方B店は月純利益150万円となっている事例がありました。 A店が田舎にお店があって、B店は街の中心部にお店があると思うかもしれませんが、月純利益150万円のB店は、 特に有利な場所にあるとは思えません。

何が違うのかと申し上げれば、 B店のオーナーは本部から提供されるマニュアルの他に独自のマニュアルを作成して、アルバイトの店員さんに配布していました。
またB店のオーナーは在庫管理にたけた方で、本部から提供される様々な情報を上手く活用できていたようです。 売上を作るコツをA店のオーナーは知っていたようです。

他方A店のオーナーは、何となくお店に立ち、何となく、なくなった商品を発注していたようです。 コンビニの看板があれば、お客様が自然と来て、自然と買ってくれると思っていたのだと思います。

FC事業は、本部からの規制があることも多く、独自性が出しにくいことは事実です。
しかし全く独自性が発揮できないかと言えば、そうではありません。
オーナーは、そんな些細な独自性を考えて、こだわってみたところで、そんなものはお客様には解らない、と思うかもしれません。

しかし、お客様を甘く見てはいけないと思います。
つい最近、私も主婦の方々が「フランチャイズ店のA店はおいしいけれど、B店はだめ。お通しとかが違ってね、A店はいいわよ」 と話しているのを聞きました。
些細な点であろうと、ちゃんとお客様はアンテナを張り巡らせて比較しているのです。
そう聞いてしまうと、私も同じ看板のお店でも、A店にいきたくなってしまうものです。

そして、お客様はその不満を決してお店には言わないものです。 ときどきアンケートをお店に置いていることがありますね。それは、物言わぬお客様の意見を掘り起こそうとする姿勢の現れです。 しかしそれでも、アンケートには書かないですよね。
オーナーはなぜ自店が劣るのか、その違いを知ることは難しいのではないかと思います。

オーナーは、他店との些細な違いを知る努力も必要とは思いますが、まずは自店から、 些細な違いを発信していく方にエネルギーを使うべきです。先のB店のオーナーは、始めから本部に頼り切ることなく、 ご自身で出来ることを全て実施していると私は思いましたが、皆様はどう思われましたでしょうか?

FC加盟をすれば、有る程度楽をして起業はできます。しかし上手く経営していくためには、 もっと工夫が必要であることを知っておいて下さい。
FC本部はあなたに対して、あなたが支払った費用に見合うバックアップをするのです。
支払った費用以上のバックアップはしないのです。

もう少し厳しい言い方をすれば、FC本部の真意は、あなたの事業の成功ではありません。 あなたがFCに加盟して、本部の利益に貢献してくれることです。
もう少しわかりやすく言えば、あなたの事業が赤字でも本部はかまいません。借入をしてでも、本部にロイヤリティーを払ってくれれば、 それで良いのです。

FC本部はあなたの事業を全面的にバックアップします、と必ず言います。それはそう言わないと、 FC加盟してくれないからです。
楽をして収入を得たいと誰でも思うことと思います。しかしうまい話はそうそうないのです。上手い話があると思うと、 FCビジネスにだまされてしまうこともあります。
端から見ると、「そんなうまい話などないのにね〜」と思うのですが、当の本人はうまい話があると思っているのですから、 すっかりだまされてしまいます。

楽をして稼ぐ方法はあることは、あります。しかし起業しようと思う先から、楽をしようと思うことは、 どうなのでしょうと思います。
FC加盟は楽が出来るものではありません。本部からのノウハウだけを信じていては、次第に売上が下がっていきます。 本部からのノウハウ以外の努力が必要であることを知って頂きたいと思います。
そうすれば、FC事業で成功する確率はかなり高まります。

がんばれ!若き起業家たち!

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それでは、本日はこれくらいにて。。。。お休みなさいませ。

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2005年04月03日

事業の選択

こんばんは。
税理士の葵東子です。本日は皆様にとって良い日でしたでしょうか?本日も夜が更けて参りましたね〜。
本日は、若き起業家若しくは起業家予備軍の皆様へ、事業の選択についてお話したいと思います。お付き合い下さいませね。

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起業する時、どの業種にしようかと考えていらっしゃる方がいるかもしれません。
始めから業種を決めている方もいるかもしれません。
その判断基準は何によっているでしょうか?

その業種に憧れていたから
その仕事が好きだから
その仕事にやりがいを感じるから・・・

などいろいろな判断によって、事業を選択されていたと思います。

業種の絞り込みの際の考え方として、何をしたいのか?という観点から考えていく方法gがあります。
この考え方であれば、業種は以外と簡単に決まるのではないかと思います。男性であれば、かっこよい仕事、 或いは今流行の業種を選ぶと思います。女性であれば、好きなことの延長、或いは家事の延長上で業種を選ぶのではないかと思います。
よく雑誌等で、「長年の夢を実現しました。ですから仕事の苦痛は全くありません。いくら仕事をしていても楽しくて楽しくて仕方がありません。 」そんな記載を見たりしますね。

それはそれで、事業に対する思い入れが有りますから、否定はしません。しかしそれは、 事業が上手くいっているから楽しいのであって、売上も少ない状態で資金繰りも大変な状況でもそう思うことが出来るのでしょうか? 皆様どう思われますか?

私は、そんな状況では、仕事が楽しいと思えないと思います。仕事自体は楽しいかもしれませんが、 借入などの返済に追われるような状況では、とても精神的に平静ではいられないでしょうと思うからです。
ですから黒字を目指して一生懸命に事業を行わなければありません。

しかし、もっと早い段階の判断として、 その事業に将来性があったのかどうかその業種が儲かる商売であったのかどうか、という判断があったはずです。この観点から、 事業を検討することは、とても重要なのです。

事業で成功した方々の書籍などを読んでみると解ると思いますが、多くの方が 「この業種なら将来性があると思った。」「この事業なら、儲かると思った」と判断されていることに気づくと思います。 つまり好きかどうかの判断ではなく、儲かりそうかどうかの判断の方が重要なのです。あまり好きでない事業でも、 儲かってくると楽しくなってきたりするものです。人の気持ちとは、そんなものではないかと思ったり致します。

それでも好きなことで起業することを否定は致しません。しかし好きなことなのですから、 徹底的に成功するよう努力をして下さい。好きな事を商売にして、失敗した場合は、 その事業者の精神的ダメージが大きいように思います。商売を辞めるのは良いにしても、 今後の希望までも奪われてしまうように思います。

もし、既に起業なさっている方であれば、儲かって来たならば、 儲かっている時点で更に儲かる事業を行うと良いと思います。それは、よく解らない業種かも知れません。そういう場合には、 儲かっている業種でも進出を躊躇されること思います。
しかし、儲かる業種なのですから、その業種について良く勉強して(やはり、よく知らないままに進出するのは危険です) 進出すべきではないかと思います。

儲かっている事業、あるいは儲かりそうな事業に進出すれば良いのだと理解できたとしても、 それはどんな業種なのでしょう?????。それが大問題ですよね〜。そうなのです。儲かりそうな業種、 将来性がある業種を一生懸命探すことが、起業準備の第一段階なのかもしれませんね。(^_^)

それでは、本日はこれくらいにて。。。。お休みなさいませ。

ご意見。ご感想。ご質問は・・・
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2005年04月02日

とりあず、24時間体制のすすめ

こんにちは。葵東子と申します。
本日は、若き起業家若しくは起業予備軍の皆様にお話したいと思います。
お付き合い頂ければ、幸いです。

 


 

自由な時間が欲しくて、起業したかたも多いと思います。
またうるさく上司にノルマを課されるのが嫌で起業した方もいるかもしれません。
自営業=自由業と思っていらっしゃる方があるかもしれませんが、それは間違いなんです。

確かに、事業主若しくは経営者となった暁には、時間は自由に使うことが出来ます。 何時に起きるのも自由ですし、仕事をするもしないも自由です。

開業当初から大忙しという場合もあるかもしれませんが、むしろ仕事がない、 あるいは少ない場合の方が多いと思います。開業間もない時には、新規の仕事の獲得が仕事と言えます。

その場合は、一生懸命仕事をしなければなりません。まずは生活が出来るようになるまでは、です。
確かに自由を求めて起業をしたかもしれませんが、生活出来ないのでは意味がありません。生活出来るようになるまでは、 頑張らねばならないのです。

土日に休むなどと考えてはいけません。24時間体制で、24時間仕事のことを考えるべきです。体を壊すまで、 全く休むなということではありませんので、適当な時にはお休み下さい。しかし基本的には、24時間体制と思うことが大切です。
生活出来ていない状況であるならば、お休みをしている場合では無いはずです。

しかし、ずっと24時間体制でいると欲求不満になってしまいます。また体力的にも大変ですね。その場合には、 まず24時間体制で頑張る期間を決めて下さい。半年とか1年とか。
それならば何とか頑張れるのではないでしょうか?
いつまでも24時間体制
と考えると、気持ちが緩んでしまって24時間体制の意味が半減してしまいます。

そして半年後あるいは1年後に、24時間体制であったことの成果を確認します。そしてその時点で、 今後はどうするべきが考えます。つまり24時間営業を継続するのか、あるいは人を雇用するとかして、 事業の体制を変えるかなどについて考えます。また営業手法についてもこれで良いのかどうか確認します。 上手くいっていないのであれば、手法を変更してみたり、新たな手法を模索する必要があります。

あなたが仕事をしなくても、だれも叱ったりしません。
あなたが仕事をしたとしても、誰も褒めてはくれません。
あなたはどんな仕事をするのか、それも自由です。
だれもあなたに命令はしません。
ですが、成果を出せない時は、あなたに収入がないだけなのです

そういうことを、しっかり心に刻んで下さい。
開業して間もない場合には、生活出来るようになるまでとにかく頑張ることが第一番目のハードルです。

 


 HOTな心とCOOLな頭脳をもって事業に取り組む必要があると思います。
もし上手くいっていない時は、本当にこの事業で良いのか、本当にこの手段で良いのか、よくよ〜く考えて見て下さい。 ふっと自分自身の甘さに気づくことがあります。

それでは、本日も遅くなりました。お休みなさいませ。

ご意見・ご感想・ご質問をお待ち致して居ります。
aoitouko※goo.jp 

※は@に置き換えて下さい。 スパム対策でこのようにさせて頂いております。

 

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2005年04月01日

起業はしたけれど・・・

こんばんは。
税理士の葵東子です。夜も更けて来ましたね〜。
本日は、起業をしたけれど・・・という青年のお話です。
宜しければ、お付き合い下さいませ。

 


 

青年Aは、ちょっと聞きたいことがあるんです、と言います。 「昨年会社を辞めて、開業したのですが、上手くいかないので廃業したいと思うんです。税務署に開業の届出書とか出したんですが、 あとはどうしたらいいんでしょう。」と切り出しましました。

経緯をお伺いすると、昨年3月に会社を辞職、事業活動は6月ごろ開始、 11月まで活動をしていたとのこと。以降事業活動はして居らず、今は廃業を考えていると話してくれました。

「今後はどのようになさるつもりでしょう?」と尋ねてみると、青年Aは 「それは、まだはっきり決めていなくて・・・。勤めるにも良い仕事もないし、事業をするにも資金はないし。 それで今は知り合いの処にいるんですが、何もしていないんです。」
「廃業とはっきり決めたのであれば、廃業の届出書を出します。でもまた事業を行うつもりであれば、今回の確定申告書の決算書に” 11月以降休業中”と書いて出せば良いと思いますが・・・。」
「そうですか・・・。どうするのかまだ決めていないので」と、どうも歯切れが良くありません。

「確定申告は、しなければならないのでしょうか?」 と青年Aは更に聞いてきます。
「昨年事業を行って、損失があったのでしょうか?」と尋ねると、20万円ほど損失があったといいます。
「そうであれば、確定申告をすれば、給与で源泉された所得税が戻ってくると思います。確定申告をしたほうが良いと思いますが・・・」
「しないとどうなりますか?」
「ただ給与から源泉された所得税は戻ってこないだけです。税金が戻って来るようですから、申告をなさったら宜しいのではないでしょうか?」 と言いましたが、どうもこれには乗り気ではないようです。申告をするのが面倒なのかもしれないと思いました。
「お金が戻って来るんですよ〜」と誘い水をかけても、はっきりした返事がありません。

「給与から源泉された税金の還付を諦めれば、申告をしなくても良いですよね?」
と言うので、私は驚いてしまいました。せっかく戻ってくる税金を(金額は解りませんが)諦めるのでしょうか。
確かに確定申告をするのは面倒とは思います。でもあまりに金銭に対して淡泊過ぎるように感じられました。

思うに事業者は、もっと利益にどん欲でなければならないように思います。 多くの事業者が利益のために悪戦苦闘しています。利益を獲得することが大変であることを、 知れば知るほど利益に対してどん欲になると思います。数ヶ月ですが。青年Aは事業を行い、事業の大変さを思い知ったと思うのですが、 しかし申告が面倒のようです。。
還付金は利益ではないのですが、現金が戻ってくるのですから面倒がらずに現金を取得すべきと思います。合法なことですしね。

それから事業に関しても、あまりに短期間で休止しています。 事業選択に当たって勝算はあったのでしょうか?ただ良さそうだという感覚で事業を開始していなかったでしょうか?
一日どれくらいの売上があれば良いのか計算されていたのでしょうか。またその売上を実現するためのプランはあったのでしょうか。
そういう具体的な計画は、全くなかったように感じられました。

具体的な計画やプランがあるのとないのでは、やはり違いがあります。
先のことなど解らないのに、計画に意味があるのか?と言われそうですね。
意味はあるんです。計画と実績が大きく乖離している場合には、その対策を考えなければなりません。予め計画があった場合には、 計画を下回った時点から、いろいろ対策を考えはじめるものです。

しかしその乖離の具合がはっきり解らない場合には、危機感もありませんから、対策を考えることもなく日々を過ごしてしまいます。
対策を考えずに日々を過ごしていると、「どうにかしなくては」と思った時にはもう資金がなくなって、 事業の継続ができなくなってしまうものです。


またどうしたら売上がつくれるか・・ということは一朝一夕には思いつくものではありません。
日々考えながら過ごしていないと、閃いてこないものなのです。そういう意味で、事業者は漫然とした日々を送ってはいけないのだと思います。
青年Aさんは、もっとじっくり今後のことを考え直す必要があると思います。
がんばれ!若き起業家!

 


 

このお話はフィクションです。
税理士には、業務上知り得た事項について秘密を守るという「秘守義務」があります。
そういう訳ですので、ご了承くださいませ。

本日も夜遅くなってしまいました。それでは、おやすみなさい。

ご意見・ご感想は・・・aoitouko* mail.goo.ne.jp まで。
             *は@に置き換えてメールを下さいませ。

続き・・・
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